FRP水槽の使用期限に関してお話します。
FRPタンクの耐用年数は、『FRP水槽構造設計計算法(社団法人強化プラスチック協会)』より15年とされております。
これは使い方や使用された樹脂選定によって大きく影響があるので注意してください。
寿命を考えるにあたって考慮すべき事が何かと言うと
①どういう環境で使用するのか?
②樹脂の選定をどうするのか?
この2点が重要です。
「どういう環境で使用するのか」と挙げましたがなぜその点かと言うと、
中に入る液体が何が入るのか?
熱がかかるのか?
日光(紫外線)が当たる場所なのか?
などによって影響があります。
通常の水(PH7)が入っていれば問題ありませんが中には薬液を入れたりする場合があります。
その際に酸性、アルカリの強い液体が入っている事で腐食する可能性が高くなります。
液体の液温を上げる場合にも熱に対して弱い場合があります。通常の使用方法であればよっぽど問題ありませんが高温の液体には注意してください。
一番ありえそうな事としては紫外線劣化があります。
日光に当たっていると劣化が早くなりますので注意してください。
「樹脂の選定をどうするのか」
FRPの寿命を考えるにあたって必要なのは先ほど述べた『どのような環境化で使用するのか』が重要です。
それが分かれば次のステップとして樹脂の選定をどうするのかを考える必要があります。
価格重視で安く済ませるのか、環境に合わせたグレードを選び寿命を長くするのか基本的にこの2択です。
大きくFRPで使われる樹脂には下記のような分類があります。
オルソ系樹脂
イソ系樹脂
ビニルエステル系樹脂
他にも種類はありますが大雑把にこの3つの種類があると考えてください。
・オルソ系樹脂
オルソ樹脂は一番安価な材料となり、オーソドックスな樹脂です。
オルソ樹脂でも対候性能を上げるように調整した樹脂などもあります。
・イソ系樹脂
イソ系樹脂は耐食性、対候性を兼ね備えた樹脂です。
特に紫外線に対して強く日光がよく当たる場所に使用される場合が多いです。
しかし、軟質イソや、硬質イソといったように硬度について幅があります。
硬質イソの場合硬く樹脂が伸びにくいといった特徴があります。
伸びないという事は下地に合わせて伸びないので剥離の原因になったりするので状況により樹脂選定をしなければなりません。
・ビニルエステル樹脂
ビニルエステル樹脂は特殊で耐食性に優れた樹脂です。酸やアルカリなどに対しても耐性があります。
中の液体が薬液の場合や廃液などの際のよく使用されます。
明確にこの樹脂を使ったら○○年大丈夫とは言えませんがしっかり情報を収集し、その中で判断して後悔のない買い物ができたらいいなと思います^^
